2008年6月アーカイブ

物語の種類は数えるくらいしかない。
その数はギリシャ時代から変わっていないそうだ。
あとは幾つかの種類を組み合わせているだけ。

具体的にいくつあるかと言えば、新井一氏によるストーリーの23の基本形式がある。

  • 『かちかち山』型
  • 『桃太郎』型
  • 『太閤記』型
  • 『西遊記』型
  • 『逃亡者』型
  • 『シェーン』型
  • 『半七捕物帳』型
  • 『水戸黄門』型
  • 『柔(やわら)ちゃん』型
  • 『サザエさん』型
  • 『巨人の星』型
  • 『ひらり』型
  • 『また逢う日まで』型
  • 『曽根崎心中』型
  • 『母三人』型
  • 『マリア・テレサ』型
  • 『血煙荒神山』型
  • 『氷点』型
  • 『哀愁』型
  • 『夕鶴』型
  • 『悪い奴ほどよく眠る』型
  • 『生き方』型
  • 『その他』

中には種類が被っているものや、形式と言うよりはテーマに近い者も混じっているので、整理が必要そう。

今でもいろいろな人が頭を捻ってシナリオを書いているのだろうけど、23しかないと知っていれば、気が楽になるかもしれない。

映画や小説には「ストーリー」や「ドラマ」がある。
これって意味的には一緒っぽいけど、実は全然別物。

たとえば、劇中で男が女を好きになった。これは「ドラマ」。
その愛を貫くために駆け落ちする。これは「ストーリー」。

海外ドラマ『24』を例にしてみる。
ジャック・バウワーがテロを阻止するのは「ストーリー」。
恋人のオードリーや娘のキムに振り回されるのは「ドラマ」。

ちなみにこの区別を指摘してたのは、押井守(どの本だったか忘れてしまったけど)。

マンガ・アニメの感想だったり、技法だったり。
またネタになりそうな本や、映画の紹介していこうかと。

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